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January 12, 2009

÷んじゃない、×るんだ。(連句レビュー)

1年前に登場した謎の生物が一周目のラストでまさかの再登場。
こりゃあ毎年恒例になりそうな勢いですな。
なお、ほじり虫について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
http://yaseino-oukoku.cocolog-nifty.com/uotteka/2008/01/post_f9da.html

『ほじり虫 年始の挨拶 しにきたよ』(zensyou)
「これはこれはご丁寧に。どうぞゆっくりしていって下さい。」
「わっ!何でズボンを下げるんですか!」

『しにきたよ 掃除機テレビ コンピュータ』(Happy)
「これぞDさんがBL句に続いて流行らせようとしている流派、家電句じゃ。」
「へえ、家電句って何なんですか?」
「知らん。」
「知らんのか!」

『コンピュータ 頭の代わりに 載せてみる』(Grizz)
「発想が面白いのう。」
「マスターの頭もある意味コンピュータですよね。」
「フフフ、それほどでもないぞい。」
「ファミリーなコンピュータですけど。」
「8ビットか!」

『載せてみる パンにチーズを オーブンへ』(Arun Sforz)
「おいしそうですね。」
「この人なら味噌を塗りそうじゃがな。」
「?」
「何を隠そう、彼はおかずを何でも味噌汁に漬けないと食べられないというかわいそうな性癖を持つんじゃ。この場合もたぶん焼き上がったパンを味噌汁に漬けるんじゃろうな。」

『オーブンへ へそくり入れたの 忘れてた』(Ton-nura)
「アッー!」
「でもへそくりの存在を思い出しただけマシじゃな。年寄りならそのまま思い出さない場合も多いと思うぞ。」

『忘れてた 三年前の ギョーザだよ』(Danny and Lucy)
「しかも中国製だったら最悪ですね。」
「いやいや、中国製なら3日前でも3年前でも結果は同じじゃ。どうせ毒なんだから。」

『ギョーザだよ これも味噌汁 入れちゃうの?』(Project D)
「入れる入れる。ミソシラーにとっては基本中の基本じゃ。」
「そんな嗜好があろうとは。」
「嗜好というか何というか。」

『入れちゃうの? 手料理なのに マヨネーズ』(Dorothy)
『マヨネーズ 勇気を出して 一気飲み』(hyaram)
「ミソシラーの次はマヨラーの登場ですね。」
「でもマヨネーズなら何とかなりそうじゃな。ソースとか醤油ならヤバイが。」
「・・・マヨネーズも一気飲みはやばいと思いますよ。」

『一気飲み ナニを飲んだか 聞かないで』(Wandering Armor)
「ハイ、聞きません。」
「ドロドロした刺激臭のする液体だとか詳しくは聞きません。」
「ちょっとちょっと!」

『聞かないで 今日の昼飯 パン一つ』(zin)
「可哀想ですけど、なんか笑っちゃいますよね。」
「パンしか無いんなら、ケーキを食べればいいじゃない。」
「王妃か!」

『パン一つ 涙の味する 賭賭博』(Mute)
「塩味がついて良かったじゃないの。ホホホ。」
「・・・いつまで王妃でいるんですか。」

『賭賭博 俺のパンツで ご勘弁』(Nada Kagome)
「次はパンストでご勘弁。」
「いりません!」
「前の句の“パン”を受けての“パンツ”というワードの使用、そして“尻”というテーマを蒸し返すあたり、さすがベテランじゃのう。」
「いやな蒸し返しですねえ。」

『ご勘弁 男の下着は いりません』(Kazz)
「まあまあそう言わずに。」
「頭にかぶせないで下さい!」

『いりません 結婚紹介 Dメール』(BonCley)
「Dメールって何ですか?」
「Dさんから来るBL限定の結婚紹介メールじゃよ。」
「うはあ。」

『Dメール ネットの電報 サービスです』(zensyou)
「本当はこれ。」
「ホッ。」

『サービスです 有料ですがと 売りに来る』(Grizz)
『売りに来る 訪問販売 お断り』(Arun Sforz)
「有料サービス、という意味ですかね。」
「ウマイ話にご用心、じゃな。良いモノを親切にわざわざ売りに来ることはないし、無料サービスなんてものは間違いなく腹に一物あると見ていいじゃろ。」

『お断り 腐女子の好物 男割り』(Ton-nura)
「男割り、って何ですか。」
「色々な男のエキスが混じったカクテル的なモノ、かの。詳しく説明すると色々な男のナニでかき混ぜた・・・。」
「もういいです!」

『男割り ケツは元から 割れてるよ』(Danny and Lucy)
「ヒドイお題だったが、“尻”という今回のテーマに沿った見事な切り返しじゃ。」
「え、やっぱり尻がテーマなんですか!?」

『割れてるよ ×(かけ)なきゃだめでしょ BLは!!』(Project D)
「叱られちゃいましたね。」
「これは見事な句じゃよ。前の句の内容に真正面から立ち向かい、きれいに切り返している。やられた!一本取られた!という爽快感さえ覚える。・・・これもBLというジャンルに精通したDさんだからこそ詠めた句、一つのジャンルに打ち込むことの尊さを教えられた気がするのう。それまでの流れを踏まえて句を詠むことこそ連句の真骨頂、その精神を体現した名句じゃ。」

『BLは 普通キャラほど しがいある』(Dorothy)
「・・・だ、そうです。」
「全くBLの世界は奥が深いのう。しかしこちらの意思とは無関係にBLに関する知識が蓄積されていくのう。」
「恐るべしBLウィルス。」
「パンデミックというやつかのう。ブルブル。」

『しがいある ねっきむんむん つかみどり』(hyaram)
「マスターは“つかみどり”はしたことありますか。」
「あるぞい。箱の中に手を入れるやつじゃろ。」
「そうですそうです。」
「あれはおっかないのう。ビクビクしながら中を探ってたら突然鋭い痛みが!慌てて手を抜いたら何とザリガニに挟まれてたんじゃ!周りのみんなはそりゃあもう大笑いじゃ!」
「それは違うゲームだ!」

『つかみどり 昼間キャンディ 夜はナニ?』(Wandering Armor)
「“夜につかみどりするナニ”って何でしょうかね。」
「さあのう。でもキャンディと同じで舌先でペロペロするものだと思うぞ。ププッ!」
「上手いこと言ったと思ってるんでしょうが・・・。」

『夜はナニ 使って動く ワサワサと』(zin)
「難しいお題ですよね。」
「ワサワサ動く、って聞くと脚がたくさんある虫を思い浮かべるのう。」
「ああ、マスターのことですか。」
「違うわ!」

『ワサワサと 原稿探して ペンをとる』(Mute)
「同じ“ワサワサ”でもずいぶんイメージが違いますよね。」
「それが連句の面白いところじゃよ、一つの言葉から受けるイメージは人それぞれじゃ。だから先の展開の予想がつかない。」
「ちょうど作家さんにピッタリのお題になりましたね。」
「エロ作家じゃがな。」
「ヒドイ!」

『ペンをとる 連句会では しりをとる』(Nada Kagome)
「誰が上手いこと言えと。」
「尻にこだわりますねえ。」
「今回のメインテーマだからな。それにカゴメさんはこの時尻を痛めていたという情報もある。自分の体験を句に反映させるとは、よっ、生活派!」

『しりをとる だって君のは 最高さ!』(Happy)
「尻フェチじゃな。」
「マスターは何フェチですか。」
「尻フェチ、うなじフェチ、背中フェチ、オッパイフェチ、お腹フェチ、脚フェチ特にパンストフェチ、網タイツフェチ・・・。」
「フェチってそんなにオールラウンドプレイヤーで良かったかな?」

『最高さ! 毎月九日 集まって』(Kazz)
「綺麗にまとまりましたね。」
「パスも良かったな。これにて結句!」

以上、42句でした。
新年早々BLタイフーンが吹き荒れましたね。
この勢いはしばらく続きそうです。
ではまた来月お会いしましょう。

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Comments

連句会の話題&知識の深さに,今月もまたレベルアップしちゃいましたね
これで数学も本屋の乙女コーナーも怖くないぞ

Posted by: | January 13, 2009 09:35 PM

社会で生きていくための知識は全て連句会で身に付けることができます。

Posted by: Ton-nura | January 13, 2009 10:18 PM

次は家電に詳しくなれるのかな?…ちょっと期待。

Posted by: | January 14, 2009 12:50 AM

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